HOME> 業務用の熱転写シートでウェアプリントビジネス
ウェアプリントビジネスを始めるなら業務用の熱転写シートがおすすめ!
- 2022/06/15
皆さんは今、ウェアプリントビジネスが注目されているのをご存じですか?
ウェアプリントとは、Tシャツをはじめとする様々な衣類にオリジナルのデザインをプリントすることです。
最近では、ウェアプリントに使う機械も家庭用の安価なものから、業務用の高性能マシンまで様々なメーカーから販売されており、誰でも簡単にオリジナルプリントを行うことができるようになりました。
オフィスなどの広い場所がなくても始めることができるため、個人で副業としてウェアプリントビジネスを始める方や、スポーツ業界やアパレル業界でも内製化をしてオリジナルプリントを提供する企業も増えています。
今回はそんな大注目のウェアプリントについてどんな方法で行うのかをこれからビジネスを始めたいという方にも分かりやすくご紹介していきたいと思います。
熱転写シートでのウェアプリント方法とは?
ウェアプリントをするにはどのような方法があるのでしょうか?
使用する機械やデザインによって様々な方法がありますが、今回は最も始めやすい熱転写シートでのプリント方法についてご紹介したいと思います。
カッティング用熱転写シートでのプリント
カッティング用熱転写シートは、色の付いたシートをカットして熱で生地に張り付けるプリント方法です。
シート自体に色が付いているので、色落ちせず鮮やかなプリントができることが特長です。
また、印刷では難しい金や銀のメタリックなシート、ラメや厚みのあるシート等、特殊なプリントをすることができます。
熱転写シートは、綿素材をはじめ、シートによってはポリエステル生地やナイロン生地にも圧着することができます。
また、大量生産に使用するシルクプリントのような製版の必要がなく、1枚からの小ロットでも低コストでプリントすることができるため、スポーツウェアにも人気のプリント方法です。
プリント用熱転写シートでのプリント
プリント用熱転写シートは、その名の通りインクジェットプリンターでプリントすることのできるシートです。
カッティング用シートと同じく、プリント後はデザイン部分をカットして生地に熱で張り付けます。
プリント用シートには主に溶剤インクジェットプリンターやラテックスインクジェットプリンターを使用してプリントをしています。
インクジェットプリンターはプロ用の機械のため、約90万円~の導入コストがかかりますが、カッティング用では対応できないフルカラー・グラデーションのデザインにも対応することができ、より幅広い表現を行うことができます。
カッティング用熱転写シートと同じく、綿素材をはじめ、シートによってはポリエステル生地やナイロン生地に圧着が可能で、様々なシーンで使用されています。
熱転写シートのポイント
1枚からの小ロットでも簡単にプリント可能
綿、ポリエステル、ナイロン素材に圧着可能(シートによって異なります。)
カッティング用シートは単色でのプリントにおすすめ
プリント用シートはフルカラーでのプリントにおすすめ
ウェアプリントビジネスを始めるために必要な機材とは?
それでは実際に業務用として転写シートを使う際には、どんな機材が必要なのでしょうか?
ビジネスの規模や求めるスペックによって必要なものは変わりますが、ここではこれからウェアプリントビジネスを始めたい方向けにおすすめする機材の1部をご紹介します。
カッティングプロッター
-
CE7000-40
・最大カット幅:375mm
138,600 円(税込)
-
CG-60AR
・最大カット幅:606mm
149,600円(税込)
熱転写シートをオリジナルのデザインにカットする機械です。
家庭用のコンパクトタイプも販売されていますが、作業効率や精度の点から業務用として適切なタイプを選ぶことが必要です。
アイロンプレス機
-
ポント CHP-2938
57,200円(税込)
-
ヘラクレス PH-4634
176,000 円(税込)
-
ネプチューン PN-4634
341,000 円(税込)
アイロンプレス機は熱転写シートの圧着に使用します。
熱転写シートは生地の上にシートを乗せて、熱と圧力を加えることで生地に貼り付きます。
アイロンプレス機を使用することで、設定時間に安定して高い圧力をかけることができます。
アイロンプレス機も、作業効率やサイズによって様々なタイプから選ぶことができます。
インクジェットプリンター
-
BN-20A
・最大プリント / カット幅:480mm
・搭載インク:4色890,000 円(税込)
-
CJV150-75
・最大プリント / カット幅:800mm
・搭載インク:4色 / 6色 / 7色 / 8色1,628,000 円(税込)
プリント用熱転写シートにデザインを印刷するプリンターです。
機種によっては印刷とカットの機能の両方を兼ね揃えているものもあり、効率的に作業をすることができます。
必要な機材
インクジェットプリンター |
カッティングプロッター |
アイロンプレス機 |
|
カッティング用 |
× |
〇 |
〇 |
プリント用 |
〇 |
〇 |
〇 |
カッティング用 |
プリント用 |
|
インクジェット |
× |
〇 |
カッティング |
〇 |
〇 |
アイロン |
〇 |
〇 |
業務用ならシート選びが大切!
ビジネスとして始めるために必要な機材をご紹介しましたが、肝心の材料となるシートはどのような基準で選べばいいでしょうか?
作業性のよいシートかどうかで選ぶ
多種多様の熱転写シートが様々なメーカーから販売されていますが、シートの作業性は良いのかを基準にシート選びをすると実際に使用した時の効率が大きく変わります。
例えば、圧着に20秒かかるシートと5秒でできるシートでは4倍もの時間の差ができてしまいます。
数枚であれば問題はありませんが、業務用として大量にプリントする際には1枚のプリントでどの程度時間がかかるのかを計算して適切な資材を選ぶことが大切です。
\作業性の良いおすすめシートはコレ!/
特殊生地に対応するシートを選ぶ
次にどんなものに圧着するのか?を基準に選んでみましょう。
熱転写シートは主に綿素材に圧着が可能です。
しかし、中にはポリエステル素材やナイロン素材の圧着に特化したシートもあります。
既に圧着をする対象が決まっていれば、その素材に対応した専用のシートを選ぶこともできます。
\特殊素材用おすすめシートはコレ!/
-
カッティング用シート
ホットマークレボリューション
綿、ポリエステル、アクリル繊維、ナイロン素材の圧着に
-
プリント用シート
ホットマークプリント SIR
ポリエステル素材への圧着に
ホットマークプリント ナイロン
ナイロン素材への圧着に
安心できるメーカー、会社から選ぶ
そして、やはり一番大切なのは安心して使用できるのか、ではないでしょうか。
今回ご紹介したシェミカ(Chemica)の熱転写シートは、創業約40年の熱転写フィルムを専門とするフランスのメーカーです。
ヨーロッパ各国にスポーツマーキングなどの子会社を設立し、アディダス、ナイキ、プーマ、アンブロなどの有名ブランドへ提供や、ヨーロッパの主要なサッカーチームのほか、NFL、NBAチームのウェアプリントにも使用されている実績のあるメーカーです。
肌に触れる衣類に使用することが多いことから、安全性にも力を入れており、シェミカのほとんどの製品は赤ちゃんの肌に触れても安全なOEKO-TEX標準100クラス1に認定されています。
また、当サイトを運営するシェミカ日本総代理店のユーロポートは、特殊プリント機材システム、材料を取り扱う専門商社です。
今回ご紹介したプリント機材も扱っており、ショールームにはおよそ100台の機械を展示しています。
ショールームでのデモンストレーション(オンラインも可能)や展示会への参加も行っているため、実際に見ていただいてから安心してビジネスを始めていただくことができます。
さて、熱転写プリントの詳細や、ウェアプリントビジネスを始めるのには何が必要なのかをご紹介してきましたがいかがでしょうか?
少しでもみなさまのビジネスのヒントになれば幸いです。
もっとよく知りたいと感じた方はぜひお気軽にご相談ください。
-
カッティング用熱転写シート
高品質と安全性を兼ね備えたシートです。
使いやすいスタンダードなシートから、付加価値のある特殊な触り心地のシート、ラメ加工がされたシートなど多種多様のラインナップを取り揃えております。